AJU自立の家は、平成19年度に名古屋市より施設建設予算が認められました。私たちが目指す施設は、従来の施設から新しく脱皮し、支援法の利点である「3障害一元化・地域移行・就労支援」を実現するため、多機能型障害者支援センター構想を1年掛かりで創り、国の構想を一歩先取りしたものです。
これまで知的・精神・身体と別々の法律に基づいていたサービスが、一元化された利点を活かし、障害を持つ人は全て対応できる仕組みを創ろうとするものです。
また、地域移行は、AJU自立の家の17年の実績から、最も得意とする所で、施設から、病院から、そして家庭から自立して地域社会で生活できる仕組みを創りたいというものです。
施設の概要は、法人本部のある一角に、就労移行支援事業、障害者居宅介護等事業所マイライフを設置しようというものです。就労移行支援とは、一定のリハビリを終えた人たちが、社会的自立のため一般就労をめざすところです。例えば名古屋マックでは、自立プログラムを終えた人たちが多く自立をしていきました。これまでは建物の一角を借りて細々と行ってきたものを、支援法に基づいて対応していく施設を創っていくものです。
サマリアハウスの一角にある教会の建物を建て替え、3障害の就労移行事業を行う。自立支援法の理念の大きな柱である就労移行事業は、障害者にとっても大きな期待のできる事業で、AJU自立の家は、障害者の期待に応える施設をめざすものです。
また、本部から300メートルの所に土地が取得でき、その土地を有効利用して、一階に就労継続支援事業B型(喫茶店)を行い、もう一つは昭和区障害者地域生活支援センターを名古屋市から委託を受けて開設。二階は、高齢者等居宅介護支援事業(ほかっと軒)の事務所と小規模ながら福祉ホーム5室を置き、三階は、宿泊型自立訓練事業として約1年間の生活能力等の維持・向上のための訓練、四階は、自立訓練(生活訓練)を実施し、障害者福祉サービスを総合的に提供できるセンター構想です。
障害者にとっては、施設や家族の庇護の下で一生を終えるのではなく、地域社会で自立した生活を目指すことは長年の夢でした。AJU自立の家が自立支援法の利点を生かした「多機能型障害者支援センター」を構想し、その夢に向かってチャレンジして行こうというものです。
しかし、残念なことに一部の町内から、精神障害者や知的障害者が利用する施設は、市民にとって怖い・不安で「絶対反対」と施設コンフリクトが起き、地域の至る所に施設絶対反対のポスターが貼られるという事態になりました。
障害者への正しい認識を持って欲しいから、話し合いの場を持ちたいという申し出にも、絶対反対だから話し合う余地なしと、話し合いすらできない状況です。そして、AJU自立の家主催の話し合いの場を設定し、話し合いの場を創り協議を重ねています。そこでは障害者の願いが理解され、励まされる場も出てきました。AJU自立の家としては、今後も誠実に地域住民の人たちと協議を重ねていき、理解をしていただけるように努めていきます。
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