平成27年度福祉施設・事業所防災セミナー

平成27年度福祉施設・事業所防災セミナー

開催御礼

セミナーは90名を超えるご参加を得て、無事終了しました。
当日はゆめ風基金八幡隆司さんの講演のあと、事前に配付したチェックリストによりそれぞれの事業所の備えを持ち寄り、参加者による熱心なグループワークに取り組みました。
名古屋市内では1ヶ月に270,000時間ものヘルパー派遣を受けて、障害者の地域生活が成り立っています。1日にすると9,000時間。大規模災害により、これがもし止まったとしたら、一挙に命の危険にさらされます。
阪神・淡路大震災の時にはヘルパー制度は未整備でしたし、東日本大震災は地域生活の少ない地域だったため、クローズアップされませんでした。 もし南海トラフや首都直下地震が起きたら、都市部ではこれまで経験したことのない被害が予想されます。
八幡さんのまとめのコメントにあったように、障害者の地域生活がヘルパーとの関係だけで完結してしまっているという脆さが被害を大きくすることが懸念されます。障害者の生活を支える福祉事業所のBCPの重要性とともに、地域住民との日常の関係構築の課題が明確になりました(事業所・要援護者共に)。

平成27年度福祉施設・事業所防災セミナー
-大規模災害に備えた事業継続計画(BCP)の策定-

1 目的
 BCP(Business Continuity Plan=事業継続計画)とは、災害など緊急事態が発生したときに被る損害を最小限におさえつつ中核業務を継続させたり、早急に復旧させるために、平時からおこなう活動や、緊急時の行動をまとめた計画です。
 福祉事業所にとってBCPは、利用者の安全確保と安否確認、事業所の経営安定、福祉避難所の早期開設などのために必要です。本セミナーでは、大阪の先進例に学び、事業所と地元地域の災害リスク低減に資することを目的に開催します。

2 日時  2016年2月5日(金) 13時から16時

3 場所  名古屋市高齢者就業支援センター 大会議室
   名古屋市昭和区御器所通3-12-1 御器所ステーションビル5階
   電話 052-842-4691

  • 公共交通機関をご利用下さい。

  • 地下鉄「御器所」駅下車
    (鶴舞線)2番出口より東へ40m
    (桜通線)3番出口より東へ200m

  • 8番出口にエレベータがあります。

  • 建物西側入口からエレベータで5階にお上がりください。

4 参加費  無料

5 定員  100名(先着)

6 参加対象 名古屋市内の福祉施設・福祉サービス事業所職員など

7 ブログラム(予定)

時間 内容
13:00~13:05 開会挨拶・趣旨説明
13:05~14:20 講演「福祉サービス事業所とBCPの実際」(仮題)
特定非営利活動法人ゆめ風基金 理事 八幡隆司 氏
1957年生まれ。阪神淡路大震災のときにゆめ風基金の呼びかけ人。以来、大規模災害の時は災害現場にいち早く入り被災地障がい者の支援にあたってきた。その経験から提言集をまとめてきた。
大阪市で福祉事業所向けのBCP研究会を立ち上げ、昨年度よりモデル事業所でのBCP策定を支援してきた。
14:20~14:35 休憩・舞台転換
14:35~15:45 グループワーク「事業所防災とBCPを見直そう」(仮題)
 コーディネート 水谷真 氏
 コメンテータ 八幡隆司氏
 事前に作成した各事業所のBCPチェックリスト等をもとに、脆弱性はどこにあるか、どのような対策を講じたらよいかをグループワークにより見直します。
15:45~16:00 閉会挨拶(名古屋市からのお知らせ)

8 主催  名古屋市健康福祉局

開催要項開催要項(PDFファイル) 申込書参加申込書(Wordファイル) BCPチェックリストBCPチェックリスト(Excelファイル)

お申し込み・お問い合せ先

  社会福祉法人AJU自立の家 わだちコンピュータハウス
  防災企画グループ 菅沼、水谷
  電話:052-841-9888  ファックス:052-841-3788
  メール:bousai @ aju-cil.com