アジア障害者支援プロジェクト

アジア障害者支援プロジェクト

アジアのために プロジェクトへの想い

平和、それは素晴らしいことです。その国、日本で私自身が愛犬と共に生活できる。当たり前のことでした。
私の気持ちがアジアに向かうようになったのは2002年10月のことでした。アメリカで起こった9.11テロ事件報復のため激しい空爆を受けた国アフガニスタン。
国連の介入もあり、やっと長い間の内戦が終わった国を見たときです。日本の外というものはあまりにも、自分の想像していた以上に厳しいものでした。

アジア支援プロジェクト

社会が生きるのに厳しいということは、障害者にとっては如何ほどのことか?車いすが無く、街の中を這いずる者、物乞いをする者。私は言葉も出ませんでした。
帰国後、日本全国で写真展をやり、キャンペーンをし、多くの方の支援をいただき、400台の車いすをアフガニスタンへ持っていくことができました。
またアフガンだけではなく、アジア全体を通して、車いすが無くて困っている大勢の方々がいると知らされました。
どうかみなさん、アジアの国に少しでもお力をお貸し下さい。
全国の暖かい心を、皆さんの代表として手から手へ、私自身が届けます。
思いやりは、あなたの心です。

概要

アジア障害者支援プロジェクトの趣旨

アジア障害者支援プロジェクト
代表 山田昭義

毎年JICAの支援により、持ち回りでDPIアジア・太平洋リーダーシップセミナーが開催されている。開発途上国の仲間たちからは、車いすをはじめ福祉機器の支援がほしいという声が多く寄せられる。

本当に何も無いところで、リハビリも自立もない。
せめて車いすがあれば家から一歩外に出かけられる。
先進国である日本からの支援が欲しいと言う声が圧倒的である。私たちも日本で福祉を生業にしているが豊かではない。
しかし、開発途上国の実情を知れば知る程,日本の敗戦直後を知る私にとってそれ以上の困難を抱えて活動している人たちに何とかせねばと言う焦りに似たものを感じる。

2002から2003年に掛けアフガニスタンに車いすを400余台贈り、成功の裏に終える事が出来た。早速アジア各国からの要請が有り、今後はアジア各国への支援を息長く、出来る範囲で活動していくことを誓った。
そして、DPIアジア太平洋ブロック(在タイ・バンコク)事務局長トポン氏と話し合い、彼らと共にミャンマーをはじめバングラディシュ・ラオス・カンヴォジア等々に、障害者支援をしていきます。

豊かな日本が本当に困難を抱えて苦しみ、貧しさ故に今日の命すら保障のない人たちへ皆さんの支援と協力を戴きながら精一杯・全力で支援していきます。
皆さんの周りにいる人達へ小さな輪を広げていただけたら幸いです。宜しくお願いいたします。

車いすで働く職工

目的・内容

1.目的

広くアジア地区において、車いすを送る活動を柱とし、障害者リーダーの育成、障害者運動をDPI日本会議とDPIアジア太平洋ブロックとの協同により推し進めて行く。

車いすでの生活風景

2.内容

  • 年1回から2回の車いす輸送支援
    DPIアジア太平洋ブロック協力の下、タイを基点に各国へ配布。配布の前には現地での調査を前提とする。
  • 障害者リーダー、車いす技術者の支援
    日本で行われる障害者リーダー、車いす技術者育成においてのサポート、推薦、紹介を行う。
  • 毎年名古屋で開かれる名古屋シティーハンディーマラソンへアジア地区の障害者を招待。また、アフガニスタンで撮影した映像を公開するなどのイベント開催。

3.主な活動

車いす支援
車いす支援とは? 車いす支援はアジア障害者支援プロジェクトのメインの1つです。
日本で使 われなくなった車いすや、アジアの障害者のためにと寄付してくださった車いすを集め、アジアの障害者に届ける支援プロジェクトです。
これまでアフガニスタンやタイをはじめ、アジア各国へ6年間で約1300有余台の車いすをアジアの障害者たちに届けてきました。
アフガニスタンへの車いす支援
2002年、アジア障害者支援プロジェクトの前身の組織アフガニスタン障害者支援プロジェクトが立ち上がります。
これは当時戦争が終わったばかりのアフガンの障害者をDPI札幌世界大会に現地の障害者を招いたことから始まりました。
このことをきっかけに、AJU自立の家ではアフガンへの現地調査を経て約400台の車いすの支援を決定しました。
日本からアフガンへ車いすをどうやって運ぶのか、誰も知らない中でのスタートでした。運送会社と連携を図り、貨物船・鉄道・トラック等を利用しアフガンへ車いすをとどけることができました。
現地では障害者1人1人に手から手に車いすを届けました。
中には遠いところかみんなでお金を出し合って車いすを受け取る人たちもいました。
現地の宗教上、女性は外に出ることがあまりないのですが、車いすを受け取るために受取場所まで足を運んでいました。
本当に車いすが必要とされているんだなと感じる瞬間でした。
こうして約400台の車いすを現地の障害者団体と連携を図り、障害者に届けることに成功しました。
スマトラ沖大地震の被災地プーケット島への車いす支援
2004年12月26日に起こったスマトラ島大地震によりタイを含む周辺各国に大きな被害をもたらしました。
そんな状況をテレビや各メディアを通じて知った私たちは、何か協力できることはないかと支援の在り方を模索し、車いすの支援を決定しました。
現地のアジア障害者支援プロジェクトのタイ現地スタッフ、タイ政府、タイ国際航空と連携をとりプーケット島へ約72台の車いすを支援しました。
その他の車いす支援
タイ王国への車いす支援は毎年約100台の車いすを支援しています。
ただ、タイだけに車いすを支援するのではなく、タイのアジア障害者支援プロジェクトの現地スタッフがラオス、ミャンマーなどタイ周辺国への支援も同時に行っています。
みなさんのご協力のおかげでアジアへの支援が支えられています。

アジアの現状

障害は栄養不良、環境破壊と衛生・医療の不備、事故や災害、いまだ戦争も原因となっている。
栄養不良は食糧不足のみではなく、保健・衛生活動や政府および家族の食料確保の能力が複雑にからみあって生まれる。
結核、狂犬病、トラコーマなどの撲滅されていない伝染病に、最近ではエイズが原因として加わった。

HIV患者

急激な都市化で安全基準、交通規則、人命の尊重全てが無視され増加している。
障害を持つ人たちの暮らしも、いろいろな問題を抱えている。
多くのESCP(国連アジア太平洋経済社会委員会)加盟国では、いまだに障害児の5%以下しか教育の機会がない。(ESCAP、1999)
景気の低迷や環境が整備されていず、就職も難しい。
医療が不十分であるので、障害の重度化も招く。

アジア・ディスアビリティ・インスティテート
中西 由起子

アジアの地図

支援の流れ

支援いただいた車いす・パーツ、資材

協力団体

バリアフリー教育ネットワーク
http://www.bfe.gr.jp/

イオン イエローレシートキャンペーン
http://www.aeon.info/environment/social/aeonday/
など

協力団体・個人

DPI(障害者インターナショナル)
アジア太平洋ブロック
http://dpi-japan.org/dpi/asia-pacific.html

車いす支援プロジェクト
アジア障害者支援プロジェクト(タイ・AADP)
プロジェクト・マネージャー
パンチャラット・チャントリック氏

顧問
サワラク・トンクアイ氏
DPIアジア太平洋ブロック事務局長
http://www.dpiap.org/about/dpi_ap/staff.php

支援先

タイ・カンボジア・ミャンマー・バングラディシュ・ラオス・キルギスなど

支援のお願い

車いすの寄贈
不要になった車いすを集めて整備し、アジア各地の障害のある人たちへ手渡ししています。
車いすは、お手数ですが、下記事務局までお持ちいただくか、宅配等でお送りください。
なお、運送費につきましてはご負担をお願いいたします。
車いすの材質や種類は問いませんが、修理不能だと思われるものについては、現在は廃棄にもお金がかかるため、お手数ですが事務局まで一度ご相談くださいますようお願いいたします。
寄付金での支援
活動は、たくさんのみなさまからのご寄付によって支えられています。
車いすの輸送費や、現地調査費など、多大な費用がかかります。
どうかみなさまのご支援をよろしくお願いいたします。

寄付の受け付け

(銀行振込)
名古屋銀行桜山支店:普通:3360175
アジア障害者支援プロジェクト 代表:山田昭義
(郵便振込)
口座番号:00820-2-12912
加入者名:愛の実行運動事務局

*皆さまからのご寄付は、税務上の特例措置の対象となります。
詳しくは、事務局までお願いします。

募金箱設置の支援
お店など、募金箱をおいていただけるところを探しています。
ご協力をお願いいたします。
ボランティアとしての支援
  1. 車いすの整備:現地の要請に応え随時、パイプを磨いたり、タイヤを替えたりなどの整備を行います。
  2. 写真展:年4回開催しています。搬入搬出、展示説明などお手伝いください。
  3. 機関誌の発送:年2回発行しています。紙面レイアウトや発送作業などをお手伝いください。
  4. 募金活動:毎年10月に栄で開催される「なごや車いすマラソン」終了後、アジア各国の車いすの招待選手と一緒に募金活動を行っています。一緒にご協力をお願いします。
イオン イエローレシートキャンペーン
イオングループが社会貢献活動の一環として、黄色いレシートキャンペーンを行っ ています。
毎月11日は黄色いレシートが発行されています。
お客様がレシートを自分が応援したい登録団体の箱へ投函、集計金額の1%相当の希望商品をイオンから寄贈していただく仕組みです。
現在登録しているイオンは、「イオン熱田店」です。
そこで毎月11日にイオンで一緒に投函ボックスをもって活動してくださる方を募集しています。
店頭での宣伝の機会も与えられているため、毎月11日は1階の食品売り場のレジ付近で、プロジェクトのメンバーがPR活動をしております。
また、毎月11日にイオン熱田店でお買い物の際は、ぜひ、当プロジェクトの投函BOXに黄色いレシートを入れてください。
どうぞご協力くださいますようお願いします。
寄贈商品は、現地で贈呈するものや、活動記録に使用するものです。4年間で以下の商品を寄贈していただきました。
  • 自転車タイヤ、チューブ、空気入れ(車いすも同様のため)
  • DVテープ、PC商品(SDカード、写真用プリンター用紙、カラープリンターインク、メモリースティック、外付けハードディスク)
  • 救急グッズ(絆創膏、ガーゼ、消毒薬、ウェットティッシュなど)
  • 文具(ノート、筆記具、コピー用紙)

「何ができるかよく分からないけれど、何かしたい」という方々も、 まずはお気軽にご相談ください。

活動報告

  • 準備中

年表

AADP年表

国際的な障害者運動の動き、日本の障害者運動の動き、AJU自立の家とアジア障害者支援プロジェクトを年表にまとめました。

国際的な障害者
運動の動き
日本の障害者運動の動き AJUとアジア障害者
支援プロジェクト
1948年
世界人権宣言
1949年
身体障害者福祉法
1960年
精神薄弱者福祉法制定
身体障害者雇用促進法
1971年
精神薄弱者の権利に関する宣言
1972年
アメリカ・カルフォルニア州バークレーで世界で初めての自立生活センター創設
1975年
障害者の権利に関する宣言
1970年
神奈川県青い芝の会、横浜の母親による障害児殺しに対し厳正裁判要求
1973年
仙台で第1回車いす市民全国集会
車いすガイドマップ「車いすTOKYOガイド」
1973年
愛知県重度障害者の生活をよくする会結成
1975年
車いすセンター開設
1976年
車いすガイドマップ(なごや)制作
1977年
第3回車いす市民全国集会(名古屋)
1981年
国連「国際障害者年」DPI 設立
1982年
国連「障害者に関する世界行動計画」採択
1983年
「国連障害者の十年 (1983-1992)」
1981年
アメリカ自立生活運動のリーダー エド・ロバーツ来日
1986年
DPI日本会議設立
1987年
精神保健法
1984年
わだち作業所開設
1985年
第一回 名古屋シティハンディマラソン
タイ、バングラデシュ、フィリピン、韓国より重度障害者を招聘。
1990年
「障害を持つアメリカ人法」制定
1993年
国連「障害者の機会均等化に関する基準規則」採択
「アジア太平洋障害者の十年(1993-2002)」
1999年
障害者差別撤廃米州条約
1993年
「障害者基本法」制定
1990年
AJU自立の家(福祉ホーム・デイ・授産)開設
1991年
AJU自立の家後援会発足
1993年
AJU福祉情報誌創刊
自立支援事業開始
1996年
ピア名古屋開所
1997年
AJU自立生活情報センター開所
2000年
「アフリカ障害者の十年 (2000-2009)」
2001年
障害者権利条約案検討のための特別委員会設置(第56回国連総会決議)
2002年
国連アジア太平洋経済社会委員会
「アジア太平洋障害者の十年(1993-2002) 」最終年ハイレベル政府間会合
2003年
「第二次アジア太平洋障害者の十年(2003-2012) 」
2004年
タイ社会開発人間の安全保障省、JICAとの間で
アジア太平洋障害者センター(APCD)開設(タイ、バンコク)
「アラブ障害者の十年 (2004-2013)」
2006年
「アメリカ障害者の十年 (2006-2016)」
障害者の権利条約採択
2008年
障害者の権利条約発効
2002年
国連アジア太平洋経済社会委員会
「アジア太平洋障害者の十年(1993-2002) 」最終年ハイレベル政府間会合(滋賀県大津市)
DPI世界会議札幌大会
2003年
支援費制度開始
2004年
日本障害フォーラム(JDF)設立
2006年
障害者自立支援法
千葉県「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」成立(2007年施行)
2007年
日本 障害者の権利条約調印
2000 年 ヘルパーステーションほかっと軒開所
福祉機器レンタル事業開始
2002年
アフガニスタン障害者支援プロジェクト開始
アフガニスタンへ車いす404台寄贈
2003年
ヘルパーステーション・マイライフ開所
2004年
タイを中心にミャンマー、ラオス、カンボジアへ車いす寄贈(各国30台)を開始。
2005年
アジア障害者支援プロジェクト
タイへのスタディツアー開始
2008年
愛知障害フォーラム(ADF)設立